
「東京水素の日」にちなんだイベント「水素がうごかす未来シティ」にて水素と触れ合う体験コンテンツを実施
TOKYO H2 レポート

1月31日(土)と2月1日(日)の2日間、高輪ゲートウェイシティにて、幅広い世代が水素社会を「知る」「遊ぶ」「味わう」をコンセプトに、未来の暮らしを体験できる東京都主催のイベント 「水素がうごかす未来シティ」が開催された。2月1日は、水素の分子量「2.01」にちなんでTokyoスイソ推進チームが定めた「東京水素の日」であり、本イベントはその日に合わせて実施されている。TOKYO H2プロジェクトでも、水素タクシーの試乗体験と、燃料電池自動車の展示を行った。 会場ではタレントのゆうちゃみさんが登壇したオープニングイベント、水素を使った入浴剤を作るワークショップや水素調理器を使用したフードの提供など、さまざまなブースが用意され、大人から子どもまで幅広い世代の人々が楽しみながら未来のエネルギー・水素の魅力を感じられるイベントとなった。 ここでは、初日のオープニングセレモニーや、家族連れで賑わう会場の様子をお伝えする。
水素で走る次世代タクシーの試乗体験で、環境に優しく、快適な走りを実感


TOKYO H2プロジェクトの取り組みの1つである、水素タクシー。都市の輸送インフラを脱炭素化する第一歩として導入された取り組みだが、その魅力は環境性能だけではない。静かで振動も少なく、乗り心地のよい水素タクシーの魅力を体感してもらうべく、来場者は会場からおよそ10分の、高輪ゲートウェイ駅周辺をめぐるドライブを体験した。 試乗を楽しみにしていた来場者からは、「過去に燃料電池自動車に乗ったことがあるが、とても静かで驚いた。タクシーなど身近な乗り物によって、今後どんどん普及していくとのことで、とても楽しみだ」といった未来への期待を示す感想が聞かれた。
じっくり目で見て学ぶ、燃料電池自動車のひみつ

水素タクシーとして活躍するクラウン(FCEV)は、その内部が見えるように特別に加工された実物大モデルが展示された。普段は目にすることのできない燃料電池スタックや水素タンクといった内部の構造が一目で分かり、最先端の水素技術をリアルに感じられる。


屋外会場においては、同じく燃料電池自動車であるMIRAIとクラウン(FCEV)が水素で発電した電気を利用し、「あったか水素広場」やワークショップエリアのテント内に設置されたヒーターへ給電を行った。クラウン(FCEV)はこの1台で、屋外ヒーター6台の1日分の電力を供給した。 FCEVの給電機能は災害時の活用も想定されており、非常時の不安を抱える人たちにとって心強い支えになるのではと期待されている。
水素エネルギーの驚きの特徴。水素でできるさまざまなこと

1日目に開催されたオープニングイベントでは東京都産業労働局長 田中慎一の挨拶に続き、タレントのゆうちゃみさんが登壇。「水素って少し難しいイメージがあったけど、マジ最先端!肥料やコンピュータ作りにも使われてるって聞いて、実は身近なんだなってビックリしました」と、水素エネルギーの仕組みに興味津々の様子が見られた。

トークショーに続いて、米村でんじろう氏の一番弟子・チャーリー西村さんのサイエンスショーが開催された。西村さんは、空気砲を使って見えない空気を実感させたり、水素と酸素から水ができる際の電気を利用した「燃料電池」の仕組みを、電気で動くクマのぬいぐるみを使った実験で分かりやすく紹介した。観覧者たちからは驚きの声があがり、子どもたちは目の前の驚くような現象に、目をキラキラと輝かせていた。
私たちの生活を、水素はこんなにワクワクさせる


会場内のブースでは水素で作る入浴剤のワークショップや、水素調理器で調理された東京しゃもや東京産の素材を使用した特製ちゃんこ鍋、水素ディスペンサーを使った水素の模擬充填体験など、さまざまな体験が用意され、幅広い水素の活用方法にどのブースも多くの人で賑わいを見せていた。水素で動く遊具を体験した親子の来場者からは、「今日は子どもと楽しめるから、という理由で参加した。複雑なものから子どもが楽しめるシンプルなものまであって面白い。知識としては発電の仕組みを理解していたが、実際に体験を通して理解できたのはよかった」といった感想が聞かれた。
水素の活用はこれからもひろがっていく
2月1日の「東京水素の日」に合わせて開催された「水素がうごかす未来シティ」では、幅広い世代の多くの来場者が訪れ、さまざまな形で私たちの生活を豊かにする水素の魅力に触れていた。 今後も水素を使った取り組みはますます広がっていくだろう。来年の「東京水素の日」にはどのような取り組みが催されるのか、TOKYO H2プロジェクトをはじめ東京都の今後の取り組みにご期待いただきたい。